戦前外地の高校野球 : 台湾・朝鮮・満州に開いた球児たちの夢Senzen gaichi no koko yakyu : TaiwanChosen Manshu ni hana hiraita kyujitachi no yume
価格(Price ¥) :
2,800円
ISBN
9784779120206
Series
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Publisher
出版社
Sairyusha
彩流社
彩流社
Pub. place
出版地
Tokyo
東京
東京
Pub. date
出版日
2014.08
Status
状態
Ref No.
JPTB1408-0078
NDC
7: Art. Sports.Recreation 芸術,スポーツ,娯楽
台湾を軸に、大陸(満洲・朝鮮)も含めた戦前・戦中の中等・高等学校野球史を貴重な資料をもとに辿る。B6判、326ページ。1931 年、甲子園大会の決勝は嘉義農林と中京商業。嘉義は高砂族、日本人、台湾人で組織されたチーム。監督は松山商業の監督だった近藤兵太郎。試合終了後近藤は新聞記者の取材に答え、「われわれは台北のチームとは違う。台北は全員が台湾在住の政府関係者や企業人たちの日本人子弟。嘉農は日本人、台湾人、原住民の三者の混成チーム。南部が台北より強くなったというだけではない。私は三者一体の嘉農精神を教えているのです」と語った。それまで台湾大会では台北一中、台北商業等が甲子園大会に出場。台湾南部が初めて台湾代表になった時には地元は興奮の渦に包まれた。