日本古代の「漢」と「和」:嵯峨朝の文学から考える

日本古代の「漢」と「和」:嵯峨朝の文学から考えるNihon kodai no "Kan" to "Wa" : Sagacho no bungaku kara kangaeru

価格(Price ¥) : 2,400円
ISBN 9784585226543
Series シリーズ Ajia yugaku ; 188
アジア遊学 ; 188
Author 著者 Kitayama Mitsumasa...[et al.] henshu.
北山円正 他編
Publisher 出版社 Bensei Shuppan
勉誠出版
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2015.09
Status 状態
Ref No. JPTB1511-0059
NDC 9: Literature 文学
平安時代初頭、勅撰漢詩集が編まれた嵯峨・淳和帝の時代、「漢」風の宮廷文化を積極的に取り入れ、一方で「和」すなわち前代にさかんに詠まれた和歌の文化が公の場から退いたその時代は、国文学史において「国風暗黒時代」と評されている。しかし、一般的に考えられているように、「漢風」と「和風」は、はたして互いに対立し否定しあうものとしてあったのであろうか。通説を捉え返し、嵯峨朝の文化的・社会的特質と諸相を再検証することで、日本古代の「漢」文化の咀嚼と内在化の歴史を探る。
A5判/ページ数 234p/高さ 21cm