室町の知的基盤と言説形成:仮名本『曾我物語』とその周辺

室町の知的基盤と言説形成:仮名本『曾我物語』とその周辺Muromachi no chiteki kiban to gensetsu keisei : kanabon "Sogamonogatari" to sono shuhen

価格(Price ¥) : 10,000円
ISBN 9784585291244
Series シリーズ
Author 著者 Watase, Junko
渡瀬淳子
Publisher 出版社 Bensei Shuppan
勉誠出版
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2016.06
Status 状態
Ref No. JPTB1606-0073
NDC 9: Literature 文学
15・16世紀の日本。和歌・漢詩文を中心とする古典的教養が、文学の担い手の広がりと共に断片化して伝播していく。その動きは軍語りや御伽草子など新たな非古典的文学ジャンルの展開や外来思想の内在化と共に新たな知の形を創り出していった。最も広く享受されながらも“荒唐無稽“として等閑視されてきた仮名本『曾我物語』に正面から向き合い、その背景にある知の基盤を考察、室町における新たな教養のあり方を明らかにする。
A5判・上製 400 頁