「満洲移民」の歴史と記憶:一開拓団内のライフヒストリーからみるその多声性

「満洲移民」の歴史と記憶:一開拓団内のライフヒストリーからみるその多声性"Manshu imin" no rekishi to kioku : ichikaitakudannai no raifu hisutori karamiru sono taseisei

価格(Price ¥) : 6,800円
ISBN 9784750343792
Series シリーズ
Author 著者 Cho, Enmin
趙彦民
Publisher 出版社 Akashi Shoten
明石書店
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2016.08
Status 状態
Ref No. JPTB1608-0071
NDC 3: Social Science 社会科学
長野県の第七次中和鎮信濃村開拓団という一つの開拓団に焦点を当て、戦前と戦後の連続性を踏まえた満洲移民の歴史と彼らの経験を捉え直す。残留孤児、残留婦人、中国残留者、現地中国人たちに関連する資料を渉猟し、彼らのライフヒストリーを日中両国で丹念に聞き取った貴重な研究。
A5・560ページ

[目次]
序章
第一章 満洲移民事業の歴史――展開・送出・崩壊・戦後
第二章 長野県における満洲移民送出のプロセスと地域的基盤――大正期から一九四五年までを中心に
第三章 満洲開拓をめぐる集団的記憶――長野県第七次中和鎮信濃村開拓団を事例として
第四章 フィールドワークの記録
第五章 満洲開拓をめぐる個々人の記憶と語り――第七次中和鎮信濃村開拓団を中心に
第六章 満洲開拓をめぐる現地社会の人々の記憶と語り
第七章 戦後中国の残留日本人政策
第八章 中国残留日本人の戦後体験――第七次中和鎮信濃村開拓団を事例として
第九章 満洲開拓をめぐる「記憶の場」の形成と継承――戦後の日本社会における集団引揚者の事例を中心に
終章
あとがき
参考文献
索引