夢印(全1巻)

夢印(全1巻)Mujirushi = Le signe des reves

価格(Price ¥) : 780円
ISBN 9784098600427
Series シリーズ Biggu Komikkusu Supesharu
ビッグコミックススペシャル
Author 著者 Urasawa, Naoki
浦沢直樹(手塚治虫文化賞、他多数受賞
Publisher 出版社 Shogakukan
小学館
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2018.07
Status 状態
Ref No. JPTB1808-0024
NDC 7: Art. Sports.Recreation 芸術,スポーツ,娯楽
浦沢直樹×ルーヴル美術館プロジェクト!!

ある一つの家族。
ある一枚の絵。
ある一人の謎の男。

多大な借金を負った父と娘が、藁をもつかむ気持ちで訪れた古い館。
看板には“仏研”と書かれている……
館内の暗がりを親子が歩き進むと、一人の男が静かに座っていた。
その男は初対面の親子に告げた。
「夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんて、してあげないざんす」と………“ざんす”?
262 p. ; 19cm


今から4年あまり前、2014年頃にルーヴル美術館から浦沢直樹氏に漫画作品の執筆依頼がありました。ルーヴルは漫画を「第9番目の芸術」と認め、ルーヴル×漫画の共同プロジェクトを企画していたのです。浦沢氏は当時抱えていた連載作品で忙しく、長いことその企画に取りかかることができませんでした。その詳しい経緯は、単行本『夢印』豪華版の浦沢氏のあとがきに詳しく書かれてありますが、「9番目の芸術」としてではなく「日本漫画」として描く。漫画は、漫画であって、より自由で、馬鹿馬鹿しくて、美しい。果たして、浦沢直樹氏が出した答えは、「イヤミ」を主人公にするというものでした。赤塚不二夫先生の生み出した『おそ松くん』のキャラクター「イヤミ」。今も東京のどこかに生きていて、日本、フランス、世界の壮大なドラマのうねりを生み出す中心となる。浦沢直樹氏が生み出す「日本漫画」の自由、馬鹿馬鹿しさ、美しさに、是非、酔いしれてください。