京キリシタン始末:下天と殉教

京キリシタン始末:下天と殉教Miyako kirishitan shimatsu : geten to junkyo

価格(Price ¥) : 3,600円
ISBN 9784336065544
Series シリーズ
Author 著者 Masuko, Hiroshige
ますこひろしげ
Publisher 出版社 Kokusho Kankokai
国書刊行会
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2019.11
Status 状態
Ref No. JPTB1911-0040
NDC 1: Philosophy. Religion 哲学,宗教
家康が大坂城の豊臣家攻撃(大坂冬の陣)に踏み切った慶長十九年、幕府は禁教令を出しキリシタンを弾圧した。七十歳を超え、天下支配の態勢固めに乗り出した家康にとってキリシタンの動向は気にかかっていた。京の武家に広がりつつある信仰に、外国の勢力が徳川の権力のみならず、やがてはこの国を奪うのではないかという危惧を抱いたのである。 幕府は、元和の弾圧で信者六十人を七条河原で火刑りに処し、キリシタン関連のあらゆる資料を徹底的に隠滅した。 国外に逃れた宣教師たちが残した資料をもとに京都の史跡を訪ね歩き、四百年前の出来事に思いを馳せ、畿内を巡って活動した京(みやこ)キリシタンの人びとが、争乱の世に身を賭して命の尊厳を守り、ひろく世間を震撼させた苦難の軌跡を辿る。 四六判、324頁。