平安朝物語文学とは何か:『竹取』『源氏』『狭衣』とエクリチュール

平安朝物語文学とは何か:『竹取』『源氏』『狭衣』とエクリチュールHeiancho monogatari bungaku towa nanika: "Taketori" "Genji" "Sagoromo" to ekurichuru

価格(Price ¥) : 5,000円
ISBN 9784623087884
Series シリーズ MINERVA rekishi bunka raiburari ; 36
MINERVA歴史・文化ライブラリー ; 36
Author 著者 Kanda, Tatsumi
神田龍身
Publisher 出版社 Mineruva Shobo
ミネルヴァ書房
Pub. place 出版地 Kyoto
京都
Pub. date 出版日 2020.02
Status 状態
Ref No. JPTB2002-0108
NDC 9: Literature 文学
日本古典文学の原点である平安朝物語文学をどのように捉えればよいのか。物語があくまで口承性を標榜しているにもかかわらず、自らが「書かれた物語」として生成されているという現実を前にして、物語自身がどのような批評的スタンスをとっているのか。本書では、「物語の出で来はじめの祖」たる『竹取物語』を範としつつ、『源氏物語』から『狭衣物語』へと至る物語文学史の系譜において、このパラドックスの変容過程を解明する。
46判 /464ページ