女性の大学進学拡大と機会格差

女性の大学進学拡大と機会格差Josei no daigaku shingaku kakudai to kikai kakusa

価格(Price ¥) : 3,600円
ISBN 9784798916453
Series シリーズ
Author 著者 Higeta, Takeshi
日下田岳史
Publisher 出版社 Toshindo
東信堂
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2020.11
Status 状態
Ref No. JPTB2012-0176
NDC 3: Social Science 社会科学
日本で女性の大学進学率が増加しているのはなぜか?女性の進学先が短大から大学にシフトし、女性にしても男性にしても「大学全入」という言葉が広く使われるようになった。本書は、ライフコースの多様性を前提とする経済分析という視点から、大学進学が女性のライフコースにおける「オールマイティー」な選択肢となっていることを明らかにする。他方で、女性の大学進学率増加の背景に残存するジェンダー・ギャップの諸相を喝破した一冊! 目次 序章 高等教育政策の変遷にみる研究課題の所在 第1章 先行研究のレビュー 第2章 分析枠組みの設定 第3章 収益率分析と結婚の期待効用 第4章 「オールマイティー」な大学と短大離れ―志願率の県別パネル分析 第5章 短大の再発見と「女性向け」進路―関係学科別進学率の時系列データ分析 第6章 自宅志向という教育費抑制策―下宿コストと自宅志向の時系列データ分析 第7章 短大世代の仕事・結婚と子供の進路希望―高1母子データによる分析 終章 資金調達力格差とジェンダー格差の緩和に資する教育投資のあり方 補論 高等教育の量的拡大を説明する古典的マクロ理論 A5判、286ページ