つくられる“農村女性”:戦後日本の農村女性政策とエンパワーメントの物語Tsukurareru "noson josei" : sengo Nihonno noson josei seisaku to enpawamento no monogatari
価格(Price ¥) :
4,800円
ISBN
9784908672460
Series
シリーズ
Publisher
出版社
Yushisha
有志舎
有志舎
Pub. place
出版地
Tokyo
東京
東京
Pub. date
出版日
2020.12
Status
状態
Ref No.
JPTB2101-0267
NDC
6: Industry 産業
内容説明
戦後日本において、活躍する“農村女性”は民主化による女性解放のモデルともされてきた。しかし、女性がよりよく生きられることをめざすとりくみを、「抑圧から解放され、活躍へ」という「エンパワーメントの物語」としてのみ語ることは、女性の抑圧の構造的要因を温存しながら、そこから目を背けさせてきたのではないだろうか。1950年代から60年代の農村女性政策を、活躍する“農村女性”がつくられる過程ととらえ、グローバルな問題にも位置づけつつ、それが何を不可視化してきたのかを問う。A5判, 246ページ
目次
第1章 つくられる“農村女性”
第2章 エンパワーメントの対象としての“農村女性”の発見
第3章 生活改良普及員によるエンパワーメントの実践
第4章 エンパワーメントされた“農村女性”として書く
第5章 地域社会における“農村女性”の構築―京都府旧久美浜町を事例に
終章 “農村女性”のつくられ方
補論 “農村女性”から「農業女子」へ?