人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科

人工島戦記 あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科Jinkojima senki aruiwa, fushigi to bokurawa nani o shitara yoika no kodomo hyakka

価格(Price ¥) : 9,800円
ISBN 9784834253504
Series シリーズ
Author 著者 Hashimoto, Osamu
橋本治(野間文芸賞受賞、他多数受賞)
Publisher 出版社 Homusha
ホーム社(集英社)
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2021.09
Status 状態
Ref No. JPTB2110-0254
NDC 9: Literature 文学
構想30年!橋本治が挑んだ空前絶後・前代未聞の全体小説。3000枚超の遺稿と共に遂に刊行!別冊で著者自筆「人工島戦記地図」付

千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでいた。それを知った国立千州大学二年生のテツオとキイチは、すでにある市民運動に共感することが出来なかったので、新しい反対運動を立ち上げる。彼らにとって唯一ピンと来るのは、「人工島?そんなのいらないじゃん」という、そのことだけだったのだ。

大学ではテツオとキイチを中心に同好会が組織され、人工島建設への反対運動が動き始めるが、話はやがて彼らの父母、祖父母、兄弟、近所の人々の人生にまで脱線し、街全体の歴史とそこで生きる人々の姿が浮かび上がっていく。 架空の地方都市を舞台に、この国の姿を描いた未完の大長編!!

創作の秘密を明かす500枚を超える「人名地名その他ウソ八百辞典」と、本作品の舞台である架空の街、比良野市及びその周辺について著者自身が描いた「人工島戦記地図」付。
1,370 p. ; 23 cm