底惚れ

底惚れSokobore

価格(Price ¥) : 1,600円
ISBN 9784198653767
Series シリーズ
第17回中央公論文芸賞受賞
Author 著者 Aoyama, Bunpei
青山文平(直木賞受賞者)
Publisher 出版社 Tokuma Shoten
徳間書店
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2021.11
Status 状態
Ref No. JPTB2112-0234
NDC 9: Literature 文学
内容紹介
一季奉公のはぐれ者だった男が、初の極楽を味わったが、姿を消した女を探す為、最低の女郎屋経営から、損料屋まで成り上がる。成功譚の側面と、女への思いを貫く純愛を縦線として、物語はうねる江戸ハードボイルド。
19 cm ; 272 p.

第17回中央公論文芸賞受賞

著者情報
青山文平(アオヤマブンペイ)
1948年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務したのち、フリーライターに。2011年『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞。江戸中期の武士の存在感が希薄になる時代、懸命にもがき生きる人々を描き注目される。新しい時代小説の可能性を、削ぎ落とし、余情に富んだ文体で示した。実は1992年に、第18回中央公論新人賞を受賞し、選考委員の吉行淳之介を唸らせたという実力者。評論家の島内景二氏は青山文平を60歳を超え遅れてきた麒麟児と呼んで期待している。2014年、『鬼はもとより』で第152回直木三十五賞候補[5]。同作で第17回大藪春彦賞受賞。2015年、『つまをめとらば』で第6回山田風太郎賞候補、第154回直木三十五賞受賞。