学年誌の表紙画家・玉井力三の世界

学年誌の表紙画家・玉井力三の世界Gakunenshi no hyoshi gaka, Tamai Rikizono sekai

価格(Price ¥) : 2,700円
ISBN 9784096824122
Series シリーズ
Author 著者 Yamashita, Yuji kanshu.
山下裕二 監修
Publisher 出版社 Shogakukan
小学館
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2022.09
Status 状態
Ref No. JPTB2211-0015
NDC 7: Art. Sports.Recreation 芸術,スポーツ,娯楽
学年誌誕生100年・初の表紙画集

100年前、世界的にもユニークな出版文化「学年誌」が誕生しました。
その表紙画を、約四半世紀にわたって最も多く描いた洋画家が玉井力三です。
男の子と女の子が笑顔で並んでいるあのイメージは、大正~昭和初期の児童文化の中で発達。玉井が活躍した昭和の高度成長期に、爆発的な部数で書店に並び、私たちの記憶に強い印象を刻みました。
美術史家の山下裕二教授は、その緻密かつ不思議な明るさをもつ独特の魅力を、「これぞ“商業美術家の逆襲”!」と絶賛。
玉井が表紙画を描いた昭和30~40年代には、新しい児童文化が一斉に花開きました。学年誌の表紙は、そうした時代を映してきた鏡でもあります。
表紙に描かれた時代の象徴には次のようなものがあります。
東京オリンピック/大阪万国博覧会/アポロロケット/新幹線/ジャンボジェット機/長嶋選手/オバケのQ太郎/ウルトラマン/パーマン/ドラえもん/トランシーバー/8ミリカメラ/自転車…
玉井力三が描く表紙の子どもたちはみな笑っています。それは、かつて子供だった私たち自身の笑顔です。
とにかく前向きで明るかったあの時代の勢いと笑顔から、誰もが元気をもらえる一冊です。
26 cm. ; 98 p.