日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題:文化の架橋者たちがみた「あいだ」

日本の小説の翻訳にまつわる特異な問題:文化の架橋者たちがみた「あいだ」Nihon no shosetsu no hon'yaku ni matsuwaru tokui na mondai : bunka no kakyoshatachi ga mita "aida"

価格(Price ¥) : 2,500円
ISBN 9784121101488
Series シリーズ Chuko sensho ; 147
中公選書 ; 147
Author 著者 Kataoka, Mai
片岡真伊
Publisher 出版社 Chuo Koron Shinsha
中央公論新社
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2024.02
Status 状態
Ref No. JPTB2402-0034
NDC 9: Literature 文学
第46回サントリー学芸賞  芸術・文学部門受賞

日本文学は「どうしても翻訳できない言葉」で書かれてきた、と大江健三郎は言う。事実、谷崎も川端も三島も、英訳時に改変され、省略され、時に誤読もされてきた。なぜそのまま翻訳することができないのか。どのような経緯で改変され、その結果、刊行された作品はどう受け止められたのか。一九五〇~七〇年代の作家、翻訳者、編集者の異文化間の葛藤の根源を、米クノップフ社のアーカイヴ資料等をつぶさに検証し、初めて明らかにする。
432 p. ; 20 cm.