近世後期の大名家格と儀礼の政治史

近世後期の大名家格と儀礼の政治史Kinsei koki no daimyo kakaku to girei no seijishi

価格(Price ¥) : 10,500円
ISBN 9784784220731
Series シリーズ
Author 著者 Shinozaki, Yuta
篠崎佑太
Publisher 出版社 Shibunkaku Shuppan
思文閣出版
Pub. place 出版地 Kyoto
京都
Pub. date 出版日 2024.03
Status 状態
Ref No. JPTB2403-0184
NDC 2: History. Geography 歴史,地理
近世後期から幕末期にかけて、「内憂外患」の政治状況下で幕藩関係はいかなる変容を遂げたのか。
本書では、大名家格のひとつである殿席と、御目見などの殿中儀礼との関係を分析することで、その実態を追究する。とくに将軍家ゆかりの諸大名が控える大廊下下之部屋に着目し、同席をめぐって行われる幕府と大名たちとの政治的駆け引き、およびその影響を検討した。
またペリー来航後、大廊下席の諸大名が政治的に急浮上していく過程や、幕府が諸大名をどのように遇したのかを、幕末期に将軍の拠点となる二条城・大坂城での殿中儀礼の具体的な様相とともに明らかにし、「衰微する御威光」の真相を探る。
22 cm. ; 368 p.