中国の一人娘は出産とどう向き合うのか:一人っ子政策/結婚/世代間交渉

中国の一人娘は出産とどう向き合うのか:一人っ子政策/結婚/世代間交渉Chugoku no hitorimusume wa shussan to do mukiau noka : hitorikko seisaku / kekkon / sedaikan kosho

価格(Price ¥) : 3,000円
ISBN 9784787235336
Series シリーズ
Author 著者 Shi, Ripin
施利平
Publisher 出版社 Seikyusha
青弓社
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2024.02
Status 状態
Ref No. JPTB2403-0192
NDC 3: Social Science 社会科学
中国では1979年に一人っ子政策が導入され、2015年に撤廃されたが、一人っ子世代の女性たちは、結婚や出産とどう向き合ってきたのか。
両家からの結納金や住宅の贈与と後継者獲得の力学、夫側との婚前協定、結婚と父系をめぐる規範、子どもにつける姓の選択、第一子・第二子の出産と親世代との交渉――。中国の一人っ子政策の概要や家族観を押さえたうえで、40人の「一人娘」へのインタビューから中国の女性たちの結婚や出産のリアルを描き出す。
一人娘家庭が多くなったことで、女性に「嫁」と「跡取り」の両方の役割が求められるようになり、また両家から第二子の出産を要請されることも踏まえて、女性たちが抱く葛藤や子どもをめぐる戦略を照らし出す。世代間交渉の実態を浮き彫りにして、現代中国の家族観にも迫る。
19 cm. ; 210 p.