われは熊楠

われは熊楠Ware wa Kumagusu

価格(Price ¥) : 2,000円
ISBN 9784163918402
Series シリーズ
(第171回直木賞候補作)
Author 著者 Iwai, Keiya
岩井圭也(野性時代フロンティア文学賞受賞
Publisher 出版社 Bungei Shunju
文藝春秋
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2024.05
Status 状態
Ref No. JPTB2405-0312
NDC 9: Literature 文学
慶応3年、南方熊楠は和歌山に生まれた。 人並外れた好奇心で少年は山野を駆け巡り、動植物や昆虫を採集。百科事典を抜き書きしては、その内容を諳んじる。洋の東西を問わずあらゆる学問に手を伸ばし、広大無辺の自然と万巻の書物を教師とした。 希みは学問で身をたてること、そしてこの世の全てを知り尽くすこと。しかし、商人の父にその想いはなかなか届かない。父の反対をおしきってアメリカ、イギリスなど、海を渡り学問を続けるも、在野を貫く熊楠の研究はなかなか陽の目を見ることがないのだった。 世に認められぬ苦悩と困窮、家族との軋轢、学者としての栄光と最愛の息子との別離……。
野放図な好奇心で森羅万象を収集、記録することに生涯を賭した「知の巨人」の型破りな生き様が鮮やかに甦る!
20 cm. ; 336 p.