東アジアの死生学・応用倫理へ

東アジアの死生学・応用倫理へHigashi Ajia no shiseigaku, oyo rinri e

価格(Price ¥) : 7,000円
ISBN 9784497224149
Series シリーズ
Author 著者 Ikezawa, Masaru
池澤優
Publisher 出版社 Toho Shoten
東方書店
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2024.06
Status 状態
Ref No. JPTB2408-0103
NDC 1: Philosophy. Religion 哲学,宗教
1960年代に欧米で成立した新しい学問分野である「死生学」(東アジアでは「生死学」ということが多い)、「生命倫理学」の中国・台湾での展開をキーパーソンとその著作の分析からたどる。死を考えるというのは古くから宗教が担ってきたことであり、往々にして特定の宗教(儒教を含む)が理論構築の大元となっている。しかし、宗教ではなく、学術としたことで不特定多数の人に受け入れられる素地ができ、公的領域での活動も可能になった。現代的な宗教の様相を論じるというのがテーマのひとつとなっている。また、現代において死を考えることは、医療とも密接に関係している。そこから健康保健制度、インフォームド・コンセント、ホスピスなどについての社会学的な考察もテーマとなってくる。
520 p. ; 22 cm.