『吾妻鏡』に見る大庭景義

『吾妻鏡』に見る大庭景義"Azumakagami" ni miru Oba Kageyoshi

価格(Price ¥) : 1,500円
ISBN 9784866561684
Series シリーズ
Author 著者 Kubo, Joe
久保浄慧
Publisher 出版社 Kaichosha
海鳥社
Pub. place 出版地 Fukuoka
福岡
Pub. date 出版日 2024.07
Status 状態
Ref No. JPTB2408-0280
NDC 2: History. Geography 歴史,地理
大庭景義(景能)は、桓武平氏の末裔で、元々源氏普代の御家人である。市川団十郎家歌舞伎十八番の一つ「暫」のモデルである鎌倉権五郎景政(景正)の曾孫になる。
源義朝に仕えていたおり保元の乱に従軍し、鎮西八幡太郎為朝の矢が足に当たり負傷し、その後懐島(茅ヶ崎市円蔵)で暮らす。為朝の矢に当たって生き残ったものは景義一人と言われていた。頼朝の側近の独りとして生涯頼朝を支えてきた人物で、頼朝から懐島の地七千坪と左三つ巴紋を下附された。
浄土真宗本願寺派(西)山口県山口市松林山端坊と、萩市松林山端坊の二ケ寺は共に景政、景義の末裔の開基の寺院であった縁により、『吾妻鏡』に再々名前が登場する大庭景義を取り上げることにしたのである。
(本書「はじめに」より一部抜粋)
66 p. ; 26 cm.