平安期物語における継子譚受容:孝子説話型継子譚との比較研究から

平安期物語における継子譚受容:孝子説話型継子譚との比較研究からHeianki monogatari ni okeru mamakotan juyo : koshi setsuwagata mamakotan tono hikaku kenkyu kara

価格(Price ¥) : 8,500円
ISBN 9784757611009
Series シリーズ Kenkyu sosho ; 571
研究叢書 ; 571
Author 著者 Mori, Akane
森あかね
Publisher 出版社 Izumi Shoin
和泉書院
Pub. place 出版地 Osaka
大阪
Pub. date 出版日 2024.08
Status 状態
Ref No. JPTB2409-0158
NDC 9: Literature 文学
継子譚に関する研究は女の形式(「シンデレラ」型)の継子が主流であったが、男の形式も多数存在する。それら〈継子譚〉には漢土・インド伝来の、特に継母に一途に仕える孝子を讃えることを目的とした継子譚(孝子説話型)との繫がりを見いだせる。本書はその比較を中心として、『落窪物語』『うつほ物語』『源氏物語』といった継子譚が組み込まれた平安期物語を対象に、物語の方法を新たな視点から照射し、物語における表現の再構築を試みた。
296 p. ; 21 cm.