陽だまりの昭和

陽だまりの昭和Hidamari no Showa

価格(Price ¥) : 2,400円
ISBN 9784560091500
Series シリーズ
Author 著者 Kawamoto, Saburo
川本三郎
Publisher 出版社 Hakusuisha
白水社
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2025.02
Status 状態
Ref No. JPTB2502-0126
NDC 3: Social Science 社会科学
「昭和100年」記念出版!
今では語られなくなった昭和の庶民の暮しの温もり、女性たちの輝き、失われた風景を、映画や小説の場面から浮かび上がらせる。

[目次]

Ⅰ 昭和の暮し 
郊外住宅地 小市民のささやかなユートピア 
犬を飼う暮し 犬の名前の定番は「ポチ」
こたつを囲んで 家で一番暖かい場所 
傘を持ってお迎え 夕暮れ時の駅前風景 
井戸の水のおいしさ 井戸端会議を楽しむ主婦たち 

Ⅱ 女性たち 
美容師 モダンな自立した女性たち 
バスの車掌さん 高度経済成長期に咲いた花 
見合い 良家のお嬢さんの結婚へのプロセス 
ミシンで自立する女性たち 町に洋服店があった頃
ダンスホール 社交ダンスブームに乗って
マネキン・ガールの登場 昭和初期の華やかな職業 
小刀で削る鉛筆 子供のために鉛筆を削る母 

Ⅲ 青春 
駅の別れ プラットホームでのドラマ 
熱海へのお出かけ お忍び旅行の行き先
小さな町にも映画館 昭和30年代が映画の黄金時代
名曲喫茶 電蓄で聴くクラシック 
新婚旅行が始まった 新橋発熱海行きの「蜜月列車」 
映画の中のキスシーン 刺激的だった昭和の接吻
「アルバイト」は戦後から 昭和二十年代の流行語に
スキー・ブーム ゲレンデに遊ぶ若者たち
恋人たちの喫茶店 「シネマ見ましょか お茶のみましょか」 
歌声喫茶の時代 理想と自由を胸に明日へ

Ⅳ おしゃれ 
ステッキ 大人の男のたしなみ 
鼻緒のすげかえ 町を下駄で歩いた頃 
紳士服はオーダーメイド 社会に出る大切な儀式 
風呂敷 昭和の日常生活に溶け込む 

Ⅴ 楽しみごと 
銭湯 庶民の小さな楽しみ 
ラジオは友だち 実況中継で高まった野球人気 
原っぱの野球 子供たちの絶好の遊び場 
夜店、縁日 家族で夜店を銀ぶら
デパートにお出かけ 屋上遊園地は松屋から
アドバルーン 都心の空を彩る 
夜行列車 一人で乗り込む女たち 

Ⅵ 子供の遊びと学校 
紙芝居が町にやって来た 『黄金バット』で大人気に 
修学旅行 時節に左右された行き先 
オルガン 小学校の各教室に 
川で泳いだ夏の日 懐かしい川辺の夏スケッチ 
合唱の楽しさ 仲間が集うと、歌が始まる 
ガリ版が学校にあった頃 先生と生徒の絆 

Ⅶ 食の風景 
アルマイトの弁当箱 蓋の絵が子供に大人気 
お出かけと外食 ラーメンもライスカレーも関東大震災後から 
かき氷 夏限定の最高のご馳走 
ハイボールとバー モダンボーイが主役 

あとがき 
作品名索引
人名索引

224 p. ; 20 cm.