
本歌取り表現論考Honkadori hyogen ronko
価格(Price ¥) :
11,000円
ISBN
9784585390503
Series
シリーズ
Publisher
出版社
Benseisha
勉誠社
勉誠社
Pub. place
出版地
Tokyo
東京
東京
Pub. date
出版日
2025.03
Status
状態
Ref No.
JPTB2504-0114
NDC
9: Literature 文学
古典たる古歌を自身の歌に摂取し、新たな和歌を創造する技法、本歌取り。
藤原定家が『近代秀歌』『詠歌大概』において準則を定めたこの新古今時代を特徴づける和歌表現は、如何なる歴史的展開の中で萌芽し、展開、定着していったのか。
作者の意図と読者の読解との連関を支える教養・知的基盤の共同性に着目。
既存の作品から表現や発想を借り、自身のものとして再生する営為の展開を、平安中期のプレ本歌取りのあり方、一大歌壇を成した藤原良経の詠作における漢詩文摂取、新古今時代の新たな和歌表現のあり方を示した藤原俊成の物語摂取、そして、新古今歌人たちが模索した諸種の本歌取り表現のなかにたどり、本歌取り成立の歴史的意義を明らかにする。
560 p. ; 21 cm.
藤原定家が『近代秀歌』『詠歌大概』において準則を定めたこの新古今時代を特徴づける和歌表現は、如何なる歴史的展開の中で萌芽し、展開、定着していったのか。
作者の意図と読者の読解との連関を支える教養・知的基盤の共同性に着目。
既存の作品から表現や発想を借り、自身のものとして再生する営為の展開を、平安中期のプレ本歌取りのあり方、一大歌壇を成した藤原良経の詠作における漢詩文摂取、新古今時代の新たな和歌表現のあり方を示した藤原俊成の物語摂取、そして、新古今歌人たちが模索した諸種の本歌取り表現のなかにたどり、本歌取り成立の歴史的意義を明らかにする。
560 p. ; 21 cm.