山下徳治と日本の民間教育運動:人間発達の発生論からセルフデザイニング論へ

山下徳治と日本の民間教育運動:人間発達の発生論からセルフデザイニング論へYamashita Tokuji to Nihon no minkan kyoiku undo : ningen hattatsu no hasseiron kara serufu dezaininguron e

価格(Price ¥) : 6,500円
ISBN 9784623099160
Series シリーズ
Author 著者 Maeda, Akiko
前田晶子
Publisher 出版社 Mineruva Shobo
ミネルヴァ書房
Pub. place 出版地 Kyoto
京都
Pub. date 出版日 2025.04
Status 状態
Ref No. JPTB2504-0124
NDC 3: Social Science 社会科学
山下徳治は、戦前の新教育運動や新興教育運動、戦後のスポーツ少年団運動など、日本の民間教育運動を指揮した人物である。彼は人間性の起源を問う発生論の立場から教育学を追求し、ペスタロッチやデューイに依拠して「生い立つ思想」や「造形(セルフデザイニング)論」を展開した。 鹿児島・台湾での教職経験から東京・成城小学校勤務を経て、ドイツ留学中には三木清と共にハイデガーらに従事し、訪ソの際にヴィゴツキーとも接見している。戦後はカール・ディームと親交するなど、その交流の豊かさは他に類を見ない。本書では、教育運動を牽引し、多くの戦後教育学の担い手を育てた山下の生涯に辿る。
338 p. ; 22 cm.