古典文学にとって会話文とは何か

古典文学にとって会話文とは何かKoten bungaku ni totte kaiwabun to wa nanika

価格(Price ¥) : 5,200円
ISBN 9784823412929
Series シリーズ
Author 著者 Hanzawa, Kan'ichi
半沢幹一
Publisher 出版社 Hitsuji Shobo
ひつじ書房
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2025.05
Status 状態
Ref No. JPTB2505-0223
NDC 9: Literature 文学
地の文中心に捉えられてきた、日本の古典文学における文章・文体史において、会話文による表現はどのように位置付けられるか。その問題意識から、個別にしか取り上げられることのなかった会話表現について、上代の古事記から近世の雨月物語まで、ジャンルと時代の異なる12の作品を取り上げ、会話文の定量的・定性的な調査から、それぞれの特徴を明らかにすることを通し、全体として会話表現史なるものが成り立つか、検討を試みた。
320 p. ; 21 cm.