ライトノベルのストラテジー:ゼロ年代作品における相対化の問題

ライトノベルのストラテジー:ゼロ年代作品における相対化の問題Raitonoberu no sutorateji : zero nendai sakuhin ni okeru sotaika no mondai

価格(Price ¥) : 5,000円
ISBN 9784657258014
Series シリーズ Waseda Daigaku eupurakusisu sosho ; 50
早稲田大学エウプラクシス叢書 ; 50
Author 著者 Kunibe, Tomohiro
國部友弘
Publisher 出版社 Waseda Daigaku Shuppanbu
早稲田大学出版部
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2025.05
Status 状態
Ref No. JPTB2508-0185
NDC 9: Literature 文学
ライトノベルとは、その表現がパターンの組み合わせによって構成されていることが自覚された小説である。この自覚は、物語やキャラクターを独創的・唯一的なものとして捉えることを困難にしてしまう。しかしゼロ年代(2000年~2009年)頃におけるライトノベル作品には、表現がパターンの組み合わせであることを引き受けた上で、それでも物語やキャラクターを唯一的なものとして描こうとする多様な試みが認められる。その萌芽を示した『スレイヤーズ』、そして『涼宮ハルヒの憂鬱』『キノの旅』『All You Need Is Kill』『とある魔術の禁書目録』『僕は友達が少ない』『ソードアート・オンライン』というゼロ年代を代表する諸作品を詳細に読解し、それぞれのストラテジーを明らかにする。
250 p. ; 22 cm.

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