米騒動・大戦後デモクラシー百周年論集総集編:「米騒動」は労働者主導で一九一七年春...

米騒動・大戦後デモクラシー百周年論集総集編:「米騒動」は労働者主導で一九一七年春...Komesodo Taisengo demokurashi hyakushunen ronshu soshuhen : "komesodo" wa rodosha shudo de 1917-nen haru...

価格(Price ¥) : 3,500円
ISBN 9784867350584
Series シリーズ
Author 著者 Imoto, Mitsuo hen.
井本三夫 編
Publisher 出版社 Shukosha
集広舎
Pub. place 出版地 Fukuoka
福岡
Pub. date 出版日 2025.04
Status 状態
Ref No. JPTB2508-0320
NDC 2: History. Geography 歴史,地理
1918(大正7)年の米騒動といえば富山の漁師の妻たちが、米の移出阻止に結束して起こした騒擾だと長く考えられてきた。しかしそれは「古い見かけ」であり、労働者の争議・消費者運動主導という「新しさ」を見誤らせてきた。この誤解の起点は,資料蒐集を1918年8月からの動静に置いた細川嘉六や、その細川資料を使った井上清らの『米騒動の研究』(全五巻)が権威的研究とみなされてきたことにある。
井本三夫氏は1980(昭和55)年に茨城大学教授を50歳で辞したのち、在野で地道な調査研究を長年積み重ね、今回、井上らの『研究』の記述を各道府県レベルまで修正・補充することに成功した。2022年8月には、NHK総合テレビの人気番組「歴史探偵」に出演。その調査研究の一端を披歴された。この「総集編」は、井本三夫氏の遺稿集であるとともに到達点である。
312 p. ; 21 cm.