京焼における芸術性と産業化:小森忍から民藝、走泥社、そしてニューセラミックスへ

京焼における芸術性と産業化:小森忍から民藝、走泥社、そしてニューセラミックスへKyoyaki ni okeru geijutsusei to sangyoka : Komori Shinobu kara mingei, Sodeisha, soshite nyuseramikkusu e

価格(Price ¥) : 7,000円
ISBN 9784784221011
Series シリーズ
Author 著者 Miyatsu, Daisuke
宮津大輔
Publisher 出版社 Shibunkaku Shuppan
思文閣出版
Pub. place 出版地 Kyoto
京都
Pub. date 出版日 2025.10
Status 状態
Ref No. JPTB2510-0205
NDC 7: Art. Sports.Recreation 芸術,スポーツ,娯楽
近代京焼には、古都としての歴史性を背景に、登り窯を中心とした制/製作者による緊密なコミュニティーや、数理的思考の涵養と技術・情報のハブとして機能した京都市立陶磁器試験場の存在など、独自の進化・発展因子が形成された。このような環境のなかで、小森忍をはじめ、民藝運動や走泥社、さらにはニューセラミックスなど、多様な潮流が生まれ、育まれた。
本書では、これらの潮流を横断的に捉えることで、従来の工芸史の枠組みを超えた、オルタナティブな陶芸・窯業史の提示を試みる。近年活発化する「工芸」「デザイン」「アート」領域の再定義を背景に、京焼における芸術性(陶芸)と産業化(窯業)の拮抗・併存がもたらす製陶の新規性と発展を、複眼的に考察する。
324 p. ; 21 cm.

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