「三・一一以後」の世界と〈市民社会の弁証法〉の行方

「三・一一以後」の世界と〈市民社会の弁証法〉の行方"San ten ichi ichi igo" no sekai to <shimin shakai no benshoho> no yukue

価格(Price ¥) : 8,500円
ISBN 9784784528219
Series シリーズ Tenkaiten to shite no <gendai> ... ; 1
転回点としての〈現代〉... ; 1(全5巻)
Author 著者 Takahashi, Jun'ichi
高橋順一
Publisher 出版社 Shakai Hyoronsha
社会評論社
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2026.01
Status 状態
Ref No. JPTB2601-0304
NDC 3: Social Science 社会科学
私たちが直面する状況といかに向き合うべきかを探求する、著者渾身のシリーズ第一弾。
第一次羽田闘争から佐世保・王子、新宿騒乱闘争、東大・日大闘争を頂点とする全共闘運動を体験した世代は今何を考え、後の世代に何を託そうとしているか。
21世紀は9・11「同時多発テロ」と3・11東日本大震災という、暴力と破局をはらんだ二つの象徴的出来事によって始まった。そしていまや、あるべき世界を実現する努力や、それを妨げる秩序に対する反抗が、当たり前のことではなくなっている。マネー資本主義のもとで、強権と極右ポピュリズムが野合しSNSが猛威をふるう。欲望をむき出しにすることが「ホンネ」として賞賛される一方、他者に寛容であること、弱いものに共感・共苦することが「偽善」として、侮蔑の的にされる倒錯した事態さえ生まれている。
冷戦終焉後、危機に立ち向かう思想・理論が無力となり、批判力に富んだ人文・社会科学の遺産がないがしろにされてきた。著者はその批判力の再生をめざす。
マルクス、ニーチェ、アドルノの検証を通して、産業資本主義と国民国家が誕生した一九世紀、戦争と革命の二〇世紀、暴力と破局の二一世紀をたどり、〈転回点を迎えつつある現代〉における新たな思想・理論の可能性を追求する。
688 p. ; 22 cm.