鯰絵と歌川派の浮世絵:安政江戸地震と幕末の出版界

鯰絵と歌川派の浮世絵:安政江戸地震と幕末の出版界Namazue to Utagawa-ha no ukiyoe : Ansei Edo jishin to bakumatsu no shuppankai

価格(Price ¥) : 7,500円
ISBN 9784867661253
Series シリーズ
Author 著者 Ishiguma, Satomi
石隈聡美
Publisher 出版社 Bungaku Tsushin
文学通信
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2026.03
Status 状態
Ref No. JPTB2602-0213
NDC 7: Art. Sports.Recreation 芸術,スポーツ,娯楽
生まれるべくして生まれた、見ても読んでも楽しい作品群、鯰絵。
当時の錦絵出版界を牽引していた歌川派。歌川派の絵師の時事的錦絵作品群のなかに鯰絵を位置づけると、何がわかるのか。美術史の中に置き直し、検討し直した、初めての総合的研究。
幕末の安政江戸地震(1855)のあと、地震を起こす原因と捉えられた鯰が描かれた錦絵、鯰絵が大流行し、災害報道を主とするかわら版とともに広まった。
その鯰絵とはどういう作品群で、どのような背景があったのか。

第一章では絵師・板元・法令の三つの視点から当時の出版背景を解き明かし、第二章で当時の資料から鯰絵の定義について検討する。第三章では、201点の鯰絵について基本データを表に示し、そこからモチーフ分析を行う。第四章では、鯰絵と歌舞伎と題し、鯰絵中に描かれた歌舞伎の演目について読み解き、第五章では、鯰絵以前、鯰絵流行期間中、鯰絵以後と時期を分け、鯰絵と錦絵の影響関係を見ていき、鯰絵がその後の浮世絵出版に与えた影響を考察する。
312 p. ; 21 cm.