「常陸名所図屏風」研究

「常陸名所図屏風」研究"Hitachi meishozu byobu" kenkyu

価格(Price ¥) : 9,000円
ISBN 9784784221257
Series シリーズ 30s
30s
Author 著者 Inooka, Moena
猪岡萌菜
Publisher 出版社 Shibunkaku Shuppan
思文閣出版
Pub. place 出版地 Kyoto
京都
Pub. date 出版日 2026.02
Status 状態
Ref No. JPTB2605-0143
NDC 7: Art. Sports.Recreation 芸術,スポーツ,娯楽
2015年に岩手県で発見された「常陸名所図屏風」(個人蔵、茨城県立歴史館寄託)は、17世紀末頃の常陸国の景観とそこでの風俗を俯瞰的に描いた、他に類例を見ない作品である。江戸前期の常陸国を生き生きと視覚化した本屏風には、現在では失われてしまった風景も含まれており、当時の地域の姿を伝える点でも貴重な資料である。
本書は、この謎多き屏風を単なる名所絵としてではなく、地域内部からのまなざしに応じて制作された史料として捉え、絵画・地誌・紀行文を横断的に分析する。洛中洛外図の系譜に連なるこの作品が、地域社会といかに関わり、どのような視覚体験を提供したのかを探り、美術史上に位置付ける試みである。
338 p. ; 21 cm.