日本書紀の鬼:孤高の女帝と善悪の境界Nihon shoki no oni : koko no jotei to zen'aku no kyokai
価格(Price ¥) :
3,400円
ISBN
9784831517210
Series
シリーズ
Publisher
出版社
Perikansha
ぺりかん社
ぺりかん社
Pub. place
出版地
Tokyo
東京
東京
Pub. date
出版日
2026.06
Status
状態
Ref No.
JPTB2606-0204
NDC
2: History. Geography 歴史,地理
古来、漢籍に記された鬼は、摩訶不思議な力や死者を意味していた。
一方、『日本書紀』に記された鬼は、高天原の神々や大和朝廷に順わず、未知なる力を秘めた得体の知れぬものとして描かれる。
それらは『日本書紀』神代巻の〝邪鬼〞や景行天皇紀の〝姦鬼〞そして、欽明天皇紀の〝鬼魅〞や〝魃鬼〞などである。
斉明天皇紀には、〝鬼火〞なる意志や目的を欠く非人格的な力が、人々に伝播して引き起こす災禍を記録している。
内憂外患と民が憂える社会不安、混迷の時代を生き抜いた女帝斉明天皇は朝倉宮で崩御する。
黄昏の朝倉山の頂に立つ鬼は大笠で身を隠し、女帝を偲ぶ喪儀の列をじっと静かに臨み視ていた。鬼の姿を見た人々は嗟き恠しんだという。
斉明天皇崩御の後に現れた鬼は、古典のなかで、〝鬼〞の一文字をもって〝オニ〞と訓ませる最初の〝鬼〞である。
『日本書紀』に記される「鬼」とは何か。「鬼」の背後に隠伏された人々の心の深淵を洞見し、孤高の女帝・斉明天皇の生涯と重ねて読み解いてゆく。
254 p. ; 19 cm.
『日本書紀』に記される「鬼」とは何か。「鬼」の背後に隠伏された人々の心の深淵を洞見し、孤高の女帝・斉明天皇の生涯と重ねて読み解いてゆく。
254 p. ; 19 cm.