財の多様性と民法学Zai no tayosei to minpogaku
価格(Price ¥) :
7,500円
ISBN
9784785722234
Series
シリーズ
Publisher
出版社
Shoji Homu
商事法務
商事法務
Pub. place
出版地
Tokyo
東京
東京
Pub. date
出版日
2014.10
Status
状態
Ref No.
JPTL1410-0045
NDC
3: Social Science 社会科学
現代社会において進展する財産の「無体化」現象。将来、物の概念に無体物を含める形で民法典を再編成するべきなのか。2014年日本私法学会のシンポジウムで発表された民法・物権法改正を見据えた珠玉の論文集。本書は、「財の多様化」をキーワードに、物権法と財をめぐる法(「財の法」)の現在の姿を明らかにし、将来に向けてのあり方を探る。A5判、764ページ。 〈目次〉
Ⅰ 総論─財の多様化と民法学
1 財の多様化と民法学の課題─鳥瞰的整理の試み〔吉田克己〕
2 民法体系と物概念〔水津太郎〕
3 財の無体化と財の法〔森田宏樹〕
4 財の集合的把握と財の法〔片山直也〕
5 財の多様化と救済論〔松尾 弘〕
6 財の法における個人の意思〔平野裕之〕
Ⅱ 財の流動化
1 不動産流動化の現状と課題〔荒木新五〕
2 債権流動化の現状と課題─資金調達を目的とする債権流動化において債権譲渡されてきた機能と仕組みの多様化〔青木則幸〕
Ⅲ 財の人格化・人の財化
1 動物の法的地位〔吉井啓子〕
2 人体の法的地位─フランス法における財産の概念から〔櫛橋明香〕
Ⅳ 新たな財の登場とその法的構成
1 財の一般法と知的所有権 Droit commun des biens et propri?t? intellectuelle〔ニコラ・バンクタン/(訳)森田宏樹〕
2 「知的財産」はいかなる意味において「財産」か─「知的創作物」という発想の陥穽〔田村善之〕
3 情報の不法行為を通じた保護〔山根崇邦〕
4 物のパブリシティ〔麻生 典〕
5 人のパブリシティ権〔上野達弘〕
6 集合財産の担保化〔池田雅則〕
7 企業資産論〔弥永真生〕
8 集団的消費者利益─「利益帰属」構成の有用性をめぐって〔山城一真〕
9 環境の法的保護─フランス民事責任法における立法の試み〔小野寺倫子〕
Ⅴ 財の管理と民法学
1 財産管理と権利論〔髙 秀成〕
2 老朽化マンションをめぐる現代的問題─区分所有関係の解消制度に関する一考察〔秋山靖浩〕
3 信託の現代的展開─受託者の破産手続における信託債権の取扱いについて〔加毛明〕
4 用益権の現代的意義─財産の集合に対して設定される用益権を中心として〔原恵美〕
Ⅵ 伝統的概念とその新たな相貌
1 無体物の所有と占有─民法85条・163条・205条論〔金山直樹〕
2 金銭論〔田髙寛貴〕
3 不動産所有権論の現代的課題─物の体系における実物不動産の位置〔小柳春一郎〕
4 区分所有法59条による所有権の剥奪〔横山美夏〕
5 共同所有論〔武川幸嗣〕
6 相続財産論〔金子敬明〕
Ⅰ 総論─財の多様化と民法学
1 財の多様化と民法学の課題─鳥瞰的整理の試み〔吉田克己〕
2 民法体系と物概念〔水津太郎〕
3 財の無体化と財の法〔森田宏樹〕
4 財の集合的把握と財の法〔片山直也〕
5 財の多様化と救済論〔松尾 弘〕
6 財の法における個人の意思〔平野裕之〕
Ⅱ 財の流動化
1 不動産流動化の現状と課題〔荒木新五〕
2 債権流動化の現状と課題─資金調達を目的とする債権流動化において債権譲渡されてきた機能と仕組みの多様化〔青木則幸〕
Ⅲ 財の人格化・人の財化
1 動物の法的地位〔吉井啓子〕
2 人体の法的地位─フランス法における財産の概念から〔櫛橋明香〕
Ⅳ 新たな財の登場とその法的構成
1 財の一般法と知的所有権 Droit commun des biens et propri?t? intellectuelle〔ニコラ・バンクタン/(訳)森田宏樹〕
2 「知的財産」はいかなる意味において「財産」か─「知的創作物」という発想の陥穽〔田村善之〕
3 情報の不法行為を通じた保護〔山根崇邦〕
4 物のパブリシティ〔麻生 典〕
5 人のパブリシティ権〔上野達弘〕
6 集合財産の担保化〔池田雅則〕
7 企業資産論〔弥永真生〕
8 集団的消費者利益─「利益帰属」構成の有用性をめぐって〔山城一真〕
9 環境の法的保護─フランス民事責任法における立法の試み〔小野寺倫子〕
Ⅴ 財の管理と民法学
1 財産管理と権利論〔髙 秀成〕
2 老朽化マンションをめぐる現代的問題─区分所有関係の解消制度に関する一考察〔秋山靖浩〕
3 信託の現代的展開─受託者の破産手続における信託債権の取扱いについて〔加毛明〕
4 用益権の現代的意義─財産の集合に対して設定される用益権を中心として〔原恵美〕
Ⅵ 伝統的概念とその新たな相貌
1 無体物の所有と占有─民法85条・163条・205条論〔金山直樹〕
2 金銭論〔田髙寛貴〕
3 不動産所有権論の現代的課題─物の体系における実物不動産の位置〔小柳春一郎〕
4 区分所有法59条による所有権の剥奪〔横山美夏〕
5 共同所有論〔武川幸嗣〕
6 相続財産論〔金子敬明〕