要説 経済行政法

要説 経済行政法Yosetsu keiza gyoseiho

価格(Price ¥) : 2,800円
ISBN 9784335356155
Series シリーズ
Author 著者 Tomooka, Fumihito
友岡史仁
Publisher 出版社 Kobundo
弘文堂
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2015.04
Status 状態
Ref No. JPTL1504-0004
NDC 3: Social Science 社会科学
経済行政法とは、国家が積極的に国民の経済活動への介入(行政介入といわれる)を図ることに伴う法的問題を包括的に扱う分野です。しかし、研究書は別として、このことを中心テーマとしたテキスト形式の書籍は、これまで見当たりません。その理由は、行政介入については、行政法の対象とされ、経済法でも、その主な関心事は独禁法にシフトした結果、行政介入の扱い方は僅少となっていることが考えられます。わが国は、「産業国家」として明治維新以降、行政指導などわが国独特の行政介入を通じて、経済の持続的な発展が試みられてきましたが、一方、現在では、行政介入を嫌い、規制緩和政策(規制改革とも称する)が叫ばれるようになったことも周知の事実です。このような事実の下、本書は行政介入に関わる諸事例を掘り起し、行政法・経済法(独占禁止法)の隙間を埋めることを試みたものです。読者対象の主は法学部での経済行政法の受講生のためのテキストですが、経済行政に関わる問題事件に対面している法曹実務家にも待望の書です。A5、 320ページ。