「契約は他人を害さない」ことの今日的意義

「契約は他人を害さない」ことの今日的意義"Keiyaku wa tanin o gaisanai" koto no konnichiteki igi

価格(Price ¥) : 7,500円
ISBN 9784535528062
Series シリーズ
Author 著者 Okamoto, Hiroki
岡本裕樹
Publisher 出版社 Nihon Hyoronsha
日本評論社
Pub. place 出版地 Tokyo
東京
Pub. date 出版日 2024.06
Status 状態
Ref No. JPTL2406-0019
NDC 3: Social Science 社会科学
「契約は相対的な効力しか有しない」というローマ法以来の基本原則があるが、この具体化として「契約は他人を害さない」という考え方がある。この原則は現在においても揺るぎない地位を保っているが、債権譲渡禁止特約など個別の事例においては、他人を害する契約の効力が認められているように映る場合もある。現実の多くの取引関係において3人以上の利害関係者が関与するケースが多い今日の実情は、この原則の意味を再確認する意義を投げかけており、古典から現代まで見通した本書の研究は民法理論上のマイルストーンとなるだろう。
416 p. ; 22 cm.