「よむ」ことの近代 和歌・短歌の政治学Yomu koto no kindai : waka tanka no seijigaku
価格(Price ¥) :
3,400円
ISBN
9784787220585
Series
シリーズ
Ekkyo suru kindai ; 11
越境する近代 11
越境する近代 11
Publisher
出版社
Seikyusha
青弓社
青弓社
Pub. place
出版地
Tokyo
東京
東京
Pub. date
出版日
2014.12
Status
状態
Ref No.
JPTB1501-0082
NDC
9: Literature 文学
日本の近代国家形成期に和歌・短歌といった文化的な営みはそのナショナティの確立にどのような影響を及ぼしたのか。天皇巡幸、御歌所、歌道奨励会、教育学・心理学知との接合、題詠と歌会、愛国百人一首といったキーワードを手がかりに和歌・短歌の近代と政治性を明らかにする。A5判、274頁 目次序章 課題と方法第1章 天皇巡幸を「よむ」こと―『埋木廼花』編纂の意味第2章 「嗟歎の声音」の政治―高崎正風の歌論とその諸活動の検討第3章 明治天皇「御製」のポリティクス第4章 「旧派」の行方―大日本歌道奨励会の形成から衰退まで第5章 「よむ」ことと心理学―「児童研究」誌における詩歌への期待第6章 「和歌革新」前後―題詠と賀歌の変容第7章 歌会における「自己」表現の試行―「アララギ」派歌人たちの題詠第8章 「芸術」と国家への理路―佐佐木信綱とその和歌観の変遷第9章 つくられる“愛国”とその受容―「愛国百人一首」(一九四二年)をめぐって第10章 誰が「ヒロシマ」を詠みうるか?